転勤での引越し
今週のお題「引っ越し」
引越しは転勤族にとっては避けては通れないイベントです。
しかし引越しは、何回やっても淋しいイベントでした。
住み慣れた街や友人達との別れ、もうこの家には住めなくなる寂しさが込み上げてきて、引越しの日が近づくとブルーな気持ちでいっぱいになりました。特に奥さんや子供は引越しのたびに人生のリセットの繰り返しです。
きっと私以上に寂しく、辛い別れを幾度も経験してきたと思うと申し訳なさでいっぱいです。
そして転勤先の新しい街で数年過ごし、その街の暮らしに慣れてたころ、また転勤、引越しとなります。
振り返ると那覇、札幌、函館、盛岡、宇都宮、と素敵な街に引越し、生活できたのはとても素晴らしい経験がでした。
でも去っていった私たちのことは、地元にお住まいの方々の記憶からはやがて消えた行くのでしょうね。そう思うと転勤での引越しは、やっぱり寂しい出来事なんだと思うのです。
出張でかつて住んだ街を訪ねてみると、当時子供と遊んだ日々の思い出が走馬灯のように脳裏を駆け巡り寂しさがこみあげてきました。でも街そのものは、私のそんな想いなど、知らないかのごとく新しい時間を刻んでいるのを感じます。それが現実であり時間は戻りません。出来ることなら過去に住んだ、あの街のあの時間にもう一度、引越したい、そう思うのです。
でも過去があったことで今があるのが事実ですし、過去を振り返るだけではなく、残りの人生を前向きに進みたい!そんな思いで今、筆をとっています。