musakoman7.blog

サラリーマン生活30年 分野を限定せずに幅広いジャンルで旅、生活、興味のあることを 普通の会社員生活視点から情報発信してまいります。

武蔵小杉の「ほどほど感」

武蔵小杉の良さに「ほどほど感」があります。

街の大きさは広からず、狭からず、で駅を中心に徒歩圏内に区役所、図書館、病院、を始めイトーヨーカドーや東急ストア、フーディアムダイエーをはじめとした食品スーパー、飲食店、ランドマークともいえるグランツリー武蔵小杉が集まっています。お店の数は多からず少なからず、グランツリーを始め、東急スクエアやLaLaテラス、その他お店の規模も決して大きくはないのですが、ほどほどに十分で、日常のショッピングや各種手続きにはなんら不便はありません。その中でも無印良品は売場が広く見ごたえがあります。

 

欲を言えばグランツリー内の紀伊国屋書店より大型の書店や、イトーヨーカドー内にあるノジマよりも売場が広い大きなヨドバシカメラやビックカメラがあると嬉しいところですが、川崎や横浜に出れば済むことなのでたいしたことではないですね。

ほどほど感を保つにはこれくらいがベストかと感じます。

 

ムサコ言うと人が多く落ち着かないという声もありますが、横浜や川崎のそれとはとは全く比にならず、丁度良い賑わい感だと思います。私はそこそこに人の賑わいを感じていたい方なので丁度良い感じです。

 

土日のカフェは結構いつも混んでいるのでその点は悩ましいところです。もう少しカフェ店があるといいですね。ドドールやケンタが無いのがちょっと痛いです。でもおしゃれなカフェがあったりするので、予算的に余裕がある方にはいい感じです!

 

多少ないものねだりもありますが、このほどほど感が、武蔵小杉らしいところだとやはり思うのです。

ぜひ一度散歩に来て下さいね。

最強!武蔵小杉の利便性

最強!武蔵小杉の利便性

 

武蔵小杉に暮らして1年半が経過しました。

とても住み心地よく暮らしております。

この街の魅力はたくさんありますが、どこへ行くにも大変便利な場所であることが、大きな魅力点であります。

まず鉄道が東急東横線目黒線、JR横須賀線湘南新宿ライン南武線相鉄線直通(横浜羽沢駅経由)と6路線が利用でき、いずれかの路線に障害が発生しても迂回ができるのでリスク回避できるのは大きいメリットです。

浜松町まで通勤する際、何回か横須賀線がダウンしましたが、そのつど

振替輸送東急目黒線都営三田線直通電車で芝公園駅下車、しかも着席で利用することができました。

さらに時間的メリットとして品川と横浜は10分、渋谷13分、東京17分、新宿3丁目19分とこれらの主要ターミナルに20分以内で到達、しかも品川まで170円、渋谷まで200円、横浜まで220円というこれまた安い運賃で行けてしまいます。

羽田空港へは直通バスがあり、鉄道でも品川、もしくは川崎まわりで40分、成田空港へは成田エクスプレスで直通する便利さです。

そして湘南新宿ラインを利用すれば少し遠く北関東の宇都宮や高崎、埼玉の大宮まで直通で、横須賀線なら千葉やその先の上総一ノ宮や君津まで乗り換えなし!で到達できるのです!あまり日常的にそこまで行く機会は無いとはいえますが、仕事で宇都宮に行くときがあり、重宝しています。

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宇都宮駅


さらに東急東横線から地下鉄副都心線を直通して、埼玉県の東武東上線森林公園や西武池袋線の所沢の先まで、東急目黒線からは地下鉄南北線を直通して浦和美園都営三田線直通で西高島平まで乗り換えなしで行けてしまうのです。

おまけに2023年度3月の予定で東急新横浜線が開業すると新横浜まで10分程で到着する予定ですから東海道新幹線で西へ向かう際も、このうえなく便利になるのです。ちなみに朝晩は伊豆急下田発着の特急踊り子号も停まりますね。

参考までに災害等で鉄道が全て停まってしまっても品川からなら2時間歩けば武蔵小杉に到達できます。

 

以前は朝の横須賀線武蔵小杉駅の混雑でホームに入るまで時間がかかると話題になりましたが、これは人の多さよりも駅の構造の問題、乗降客数に比してホームの容量が小さすぎることが原因といえます。現在、上り下りで共用しているホームを上り線用として、下り線用に新たなホームを増設工事中ですから、完成すれば大きく改善が見込まれます。さらに相鉄線JR線直通線の開通で相鉄線から新宿方面への電車がラッシュ時に1時間当たり4本ほどやってくるので、湘南新宿ラインを増発したのと同じ効果があり、しかも比較的空いているので混雑緩和に大きく貢献しています。

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そして昨今のコロナ禍でテレワークや時差出勤の効果が大きく全体的に朝のラッシュ時の混雑は改善しています。個人的感覚では総武線船橋や同じムサコでも武蔵小金井武蔵小山駅の混雑の方が激しく感じますね。

 

鉄道の利便性は最高級ですが車の場合はどうでしょうか。高速道路のICが少し遠いところが弱点ですかね。昼間なら首都高、第3京浜、東名高速のICまで30分程度はかかります。また周囲の道路も通行量が多いにも関わらず、片側1車線が多いのでどうしても時間がかかります。その点をよしとすれば車の利便性は普通くらいかと思います。

 

ちょっとそこまで、というならば自転車の利用もいいですね。割と平坦な地形で坂道が少なく自転車には好環境といえます。ちなみに私の自転車漕ぎ力で品川まで1時間弱で行けました。

 

このように交通、特に最強ともいえる鉄道の利便性が武蔵小杉の最大の魅力といえるでしょう。

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羽田から徳島へ向かうANA機から 画像中央に武蔵小杉が見えます


出張という旅 那覇 2019年6月

出張という旅 那覇

 

 1日目

 北東北出張から帰京した翌日、約1年ぶりに沖縄へ向かう。今週は出張2連発だ。今回の出張目的は、沖縄で展開している取引先に北東北での商談同様の取引見直しの商談がひとつ。そして、那覇市に隣接する浦添市ベイエリアに新しい大型商業施設が開業間近で、そこに入居するテナントが当社商品を展開することになり、売場設営作業がもう一つの目的である。

 北から南へ、列車移動から飛行機移動と方向も手段も大きく変わり。短期間にこれほど変化のあるスケジュールにワクワクする自分に気づく。これは「出張」という「旅」の真骨頂だと思ったりする。6月の沖縄はもう夏のシーズンに突入しているが夏の観光シーズン前でさほど混んでいないのも有難い。

 

 2019年6月5日、午前中に会社で前日までの出張報告、打合せを済ませて、羽田14時30分発のANA475便で那覇に向かう。

 定刻から30分ほど送れて機体はプッシュバックを開始した。今回この便はシップチェンジでB777-200からB787-8に変更となっていた。おかげさまで搭乗回数は結構増えてきたが、意外と787には縁がなく2度目の搭乗となる。

最新鋭機だからまだ機内もきれいで、なにより窓が大きいのがありがたい。体感的にB737の2倍近くあるように感じる。またプラスティックの日よけでなく窓の透過度を変えることで日差しを軽減できるのも窓側派には大変よい。

羽田から沖縄へ向かう際は進行方向右側をキープするのが鉄則だ。富士山を望んだ後は日本列島の沖合を洋上飛行するが、九州の沖合からは屋久島をはじめ天気がよければトカラ列島を望み奄美大島の上空を経て、徳之島、沖永良部、与論島の島々を見ることができる。反対側だと沖縄まで延々と海だけが続く。

 

機内で少しでも快適に過ごすための要素として、どの座席をキープできるかで決まってくると思う。優先順位として①窓側、②足元が広い、③到着地の予定しだいで前方(乗り降りドアの近く)、

④隣になるべく人が来ない、といったことを意識している。

これらに実際の飛行時間が関わってくるわけで飛行時間が長ければ④隣に人が来ない、こと賀順位を上げることになる。

私が入社した30年ほど前は、空港のチェクウインカウンターで早いもの順に座席が指定され搭乗券に座席番号が記されたシールが手作業で貼られていたものだ。現世では有難いことに、予約と同時にネット上で座席の指定ができるので隔世の感がある。

しかし航空会社の上級会員かどうか、またチケットの種類によって事前に予約できる座席の範囲が違っているのでどこでも指定できるわけではない。航空券は各種割引料金のものより当然ながら正規料金のほうが指定できる座席の範囲は広い。

またANAにおいては、前年の搭乗実績による「プレミアムポイント」数に応じて「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」3つのステータスがあり、座席指定においても優劣があり、ダイヤモンドメンバーが最も座席指定の選択の幅が広くなっている。

さらに航空機のバランスの問題があり前や後ろに乗客が偏ると飛行に支障が出るため最初の段階から前方後方にできるだけ分散されるよう、指定できる座席を設定しているようだ。

このような背景から、条件のよい座席はなかなか指定すること難しく感じられる

が、あるタイミングで座席開放という現象が発生し座席指定ができる範囲が一気に広がるので、ここからが座席確保の勝負といえる。

そのタイミングは搭乗日前日の0時から、また割引などでない正規運賃、もしくはANAカード利用者なら。それより前、2日前の12時から座席が開放されるのである。さらにANA上級会員「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」のいずれかのステータスを保有しているか、「ANAスーパーフライヤーズカード」のメンバーなら、2日前の0時から座席が開放される。

基本的にどの航空会社でも同様な座席開放が行われるようだ。

今回、この座席開放のタイミングで、当初の14Kから10Kに変更した。右窓側、足元広い、出入り口近く、そして隣に誰もこない、普通席では最上の座席をキープすることができた。非常口座席であるが自分にとってデメリットはほとんどない。

おかげで那覇までの約2時間半のフライトが快適に過ごすことができた。

出張の移動中の時間を無駄にしたくはないと思い、新幹線や飛行機に乗る時は会社のPCやTOEICのスコアアップに向けて参考書などを持ち込んでいた。しかし、近頃では窓の外を眺めているとリフレッシュになり、気分的にも体調的にも具合がいいようなので今回もボーっと外の景色を眺めていると、屋久島の宮之浦岳が見えてきた。南西諸島の島々を望みながら、やがて飛行機は降下を開始した。

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那覇空港着陸前



那覇空港に夕方17時過ぎに着いて到着ロビーから外に出るとむっとする湿気に包まれる。この時間でも日は高く刺すような日差しだ。このまま西海岸のリゾートホテルへ直行したいところだが、今回は「出張」なので那覇市内のホテルへ向かう。

那覇空港に直結している沖縄都市モノレールゆいレール」に乗る。二両編成で可愛らしい。空港駅から赤嶺、小禄といった那覇市郊外を経由して下車駅の壷川へ向かう。

 

二十九年ほど前、社会人になって最初の3年間ほど私は那覇市で暮らしていたので、このあたりの風景はとても懐かしい。住宅をはじめ建物はかなり増えたが、当然ながらだいぶ変わっている。商業施設や飲食店はいまや本州と同じ全国チェーンの看板が道路沿いにたくさん並んでいる。当時といちばん変わっているところだと思う。

左側に奥武山公園、右手に漫湖が見えてきて壷川駅に到着。18時半近いがまだまだ空は明るい。

今日の宿は壷川駅から歩いて10分弱にとこにある、「ANAクラウンプラザ沖縄ハーバービューホテル」。このホテルは出張当時はANAクラウンプラザの冠であったが、その後、運営会社が変わっている。

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こちらはハイクラスのホテルなので通常なら宿泊代が出張規定を超過し、利用することは無理である。今回も1ヶ月前に宿泊サイトをいくつもチェックしたが、全て規定超過だった。

しかし試しに宿泊の3日ほど前に公式WEBを見てみると規定内で収まるプランを発見、即予約を入れることができた。

今までの出張経験からホテルの宿泊料金についてわかったことがある。ハイシーズンの時期や祭りのイベント時を除けば、宿泊日の2から3日前に大きくプライスダウンしたプランが出てくることが結構あるということである。ネットを見るとそのような記事はたくさんでている。

出張を少しでも快適に遂行するために、宿泊施設は、大変重要なファクターとなる。社内規定の枠組みの中で如何に快適なホテルを確保できるかが出張出発前の最大のミッションであり、楽しい儀式でもある。

 

壷川の駅から小汗をかきながら坂道を上がって行くとホテルが見えてきた。高層ビルではないが重厚な佇まいである。

今日はもう仕事は終わり、明日朝から浦添市の新しい商業施設での設営作業となる。今日はこれからフリータイムだ。

今晩8時頃に久々に会う友人と食事に行くことにしており、少し時間がある。

この時間を利用して近くの奥武山公園を散歩してくることにした。7時すぎてもまだ夕方の余韻である。南国の夕空のもと、少し湿り気を帯びた風が心地よい。昨日東北地方の岩手県にいたことがうそのようだ。

公園を出る頃、ようやく沖縄の太陽が沈みあたりは暗くなってきた。暗くなっても湿気がまとありつく。しかし不快さはない。

壷川駅で同期入社のD君と合流。近くの居酒屋へ向かう。彼は親会社の那覇支店に単身赴任しており、4年ぶりの再会で近況の話や昔の話で盛り上がった。普段は飲まない泡盛をしこたま、といっても5、6杯くらい飲んで那覇の夜は更けていった。

 

2日目

今日も朝から南国の太陽がまぶしい。私の出張は天気に恵まれることが多い。でも不思議と天気に恵まれない地方もあり、北陸方面は大抵荒天となる。

沖縄は今回が3回目だが全て天気に恵まれた。特に今回は梅雨時期なのに好天だ。仕事であれ天気はいいにこしたことはない。

 

朝8時過ぎにホテルの玄関に立つ。先に沖縄入りしていたI営業担当がレンタカーで現れた。ここから一緒に浦添市の新しい商業施設に向かい。午前中は売り場設置作業の予定だ。レンタカーのハンドルは私が握った。運転は大好きだし、営業車の運転経験も長いので運転には自信がある。少なくともペーパードライバーと思われる営業担当にハンドルを渡す気はさらさらなかった。ましてや久しぶりの沖縄、私がハンドルを握る 

すでに朝の通勤時間帯だがさほど車は多くない。新しい道路が増え、以前とは道路事情も変わったのかもしれない。波の上バイパスからは慶良間の島々が見える。普段おとなしいIさんが「きれいですね!」と感動の様子。

真新しいベイエリア沿いのバイパスを走ること20分、東シナ海と米軍基地に挟まれたところに長大な商業施設が見えてきた。

 

午前中、順調に作業を終え、午後から北谷、沖縄市うるま市方面の小売店巡回に向かった。

Yナンバーの米軍関係者の車に囲まれると沖縄の現状を実感する。

沖縄は車社会なので郊外のロードサイドのショッピングセンターが繁盛している。沖縄市のライカムという小高い丘の上に広がっているショッピングセンターは平日の昼間にもかかわらず駐車場は満車に近かった。

地元の利用者だけでなく那覇方面からも来店しており、そしてアジア系の観光客が観光バスで多数乗り付けていると、売場の担当の方から聞いた。実際、在日米軍基地の家族と思われる欧米人に加え、中国語の会話があちこちから聞こえてきた。

売場視察と商談の後、このショッピングセンターの上層階に上がりオープンテラスに出てみると、沖縄東海岸の海が広がっていた。この景色だけでもここに来る価値があると思えるくらいの絶景だ。日本各地のショッピングセンターを訪れてきたが、景色という付加価値でここが魅力度ナンバーワンだと思う。

この日の夜は同行Iさんに昨日のDさん、そして親会社沖縄支店の2名を加えた5名で、売場設営の打ち上げを兼ねた祝杯となった。県魚のグルクン唐揚げがとても美味かった。

 

3日目最終日

朝から快晴。

今日は昨日巡回した小売店の本部バイヤーとの商談と、那覇市内の小売店巡回の予定だ。

那覇市の南に隣接している南風原町の本社に向かう。予定より30分余り早着したので駐車場で時間をつぶす。昨日より日差しが強い。

商談は最終的に合意することができた。

早々に那覇市内と浦添市内の小売店を視察するため、レンタカーで回った。

 国際通りは訪日観光客の姿が目立つ。国際通りから一歩奥に入った牧志公設市場はカラフルな鮮魚や豚の顔の皮などが出迎え、空間の匂いと空気感も相まって独得な世界だ。

 25年以上前の90年代初頭に、那覇勤務を三年間経験した。その頃と公設市場の雰囲気は大きく変わっていない感じがしたが、店舗の入れ替わりは当然かなりあったようだ。

 

国際通りだけでなく那覇の街中に、当時はあまりなかった本州の全国チェーンの飲食店や小売店がとても目立つ。代わりに国際通りからは三越山形屋といった百貨店が姿を消している。時代の変化と共に那覇の街も大きく変わってきたのを垣間見たようだ。

 

 夕刻、ANA474便で18時過ぎにまだ明るい那覇空港を離陸、東京への帰途に就いた。出張ではあるが少々名残惜しい。

 帰りはプラミアムクラスへポイント利用でアップグレートしているので快適なフライトだ。沖縄線のような長距離路線ほどプレミアムクラスの恩恵は大きい。特にプレミアムポイントでのアップグレートであればなおさらである。

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 帰路羽田までのフライトは大変短く感じられた。


 

息子の大学入学式

4月1日、息子の大学入学式です。 1週間前は、春陽気のなかの卒業式でしたが

今日は一転寒い曇り空での入学式となりました。

コロナ禍で新入生以外の会場入りはできませんでしたが、大学正門で見送った息子の姿は

心なしか大きく見えましたね。

これからの大学生活でたくさんのことを学び、多くの友人、人々との出会いから仲間という貴重な財産を得てほしいと願います。

卒業式後、前日まで息子は部活の仲間と高校生活最後の卒業旅行に行ってきました。

自分自身のこと、将来のこと、友人の考えや夢、夜通し多くのことを語らい、大いに刺激があった模様。

18歳にして自分のポリシーを確立している者もいるようで、息子は自分がまだまだと思ったようです。生まれも育った環境もみんな人それぞれ、百人百様です。

これから多くのことから考え自分の考えを確立していく者もいるでしょう。むしろ後者のほうが多いのではと思います。

あせる必要はない、これから器を大きく沢山学んで沢山考えて、遊ぶこともでき一番成長できる楽しみなタームとなります。同時に18歳から成人ですから相応の責任感もマストですね。

自分の35年前を思い出しつつ、息子のこれからの学生生活を応援していきます!


 

出張という旅 岩手・青森 2019年6月

岩手 青森

 

 東北地方は広い。岩手県だけで四国全体に匹敵する。福島県の白河から青森までの距離が東京から京都のそれに匹敵するといえばわかりやすいだろう。しかし東北方面に出張する機会は多くない。

取引先数、社員の居住地分布などが、西高東低の冬型気圧配置的となっていて、出張の機会もそれに比例しくるからどうしても少なくなる。

 

 その広い東北地方のごく一部であるが、北東北への出張機会が訪れた。

しかも目的地が、このエリアの中心都市青森や盛岡ではなく、弘前と北上という地方都市である。なかなか行く機会のない地域で、そういう意味では楽しみな出張といえた。

今年度の営業上における重要推進事項として、来年度からのブランド刷新に備えて、取引上、不採算ラインの取引先とは、契約解除を促進することが決まった。

営業という職務は売上、取引先数、利益といった数字の拡大に向けた活動だ。

しかし企業活動の最終的目的が「利益」の拡大であり、取引しても利益を生まない取引先、」つまり取引金額が基準に達していない取引先とは、契約の解消が不可欠であるとの判断に、5月の管理職会議で決した。収益率の改善が急務であった。

 

この方針決定に沿って、6月以降、対象となる取引先と取引解消にむけて商談を進めていくことになり、北海道から沖縄まで数多くの取引先へ向かうこととなった。ますます出張の回数が増えることが予想された。

該当する取引先が全国津々浦々にあり、今回、弘前と北上と取引先に運よく連続してアポが取れたので、早々に向かうこととなった。いろいろな土地へ行けるのは大歓迎だが、商談内容はかなりヘビーな案件であるから、微妙な心境であった。

 

 2019年6月3日、仙台駅12時54分発のはやぶさ19号で新青森へ向かう。

せっかくの東北出張なので最大市場の仙台の小売店の状況を視察すべく、早起きして午前中に仙台市中心部を視察してきた。

趣味的な話となるが、はやぶさ19号はJR北海道のH5系の編成だ。外の帯がラベンダー色なのが目印だ。ドア内側が黄緑色で、車内の床面には雪の結晶をモチーフにした模様が描かれており北海道らしさの演出がされている。数多い東北新幹線の列車の中でJR北海道車の運用は少ないようだからとてもラッキーだ。

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はやぶさは東北の深い青空の下を北へ疾走する。盛岡を発車すると右手に盛岡赴任時代に住んでいたマンション、左手には岩手山が望めた。

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盛岡から新青森にかけて、八甲田山直下を通過する八甲田トンネルをはじめ、トンネルの連続となる。

仙台から90分ほどで新青森

新青森から乗り換えた奥羽本線弘前行きの普通列車は、昭和の香りがする旧いオレンジ色のディーゼルカー2両編成。ブルンブルンとエンジンをふかし、一歩一歩踏みしめるように弘前を目指す。

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小さな山を越え浪岡のあたりから、水田の向こうに岩木山が望めてきた。なんだかのんびりした感じになって、出張ではなくひとり旅をしている気分になってくる。

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弘前には15時45分頃定刻に到着。10年ほど前、桜の季節に弘前城へ家族と花見に来て以来だ。初夏の太陽はこの時間になっても明るくすこし汗ばんでくる。

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商談先へはタクシー。ドライバーのおじさんが何かとしゃべってくるが何を言っているのかわからない。さすが本場の津軽弁だ。

取引先の小売店の応接室に案内され、恐縮していると課長さんと担当者さんがやってきた。ふたりとも女性だ。東京なんぞ遠くからよくきてくれたと、たいそう感謝され、ますます恐縮してしまう。

世間話から本題に話を進めると、

笑いながら「そんなことだと思っておったですよ。でも残念だわ。」と課長さん。またまた恐縮してしまう。このあとも当社のブランドへの愛着がうかがえる話が延々と続いたが、最後に課長さんが「ウチが売っていないんだから仕方ないっしょ。わかりましたよ。」と告げられた。

課長さんの目元が潤んでいるように見えた。

 

今後の売場撤退の段取りなど少し打合せしてから弘前駅へ向かう。6月なので5時半でもまだまだ明るい。

今日の仕事は終わったので久々の弘前城へ表敬訪問したいところだが、今晩はかつて住んでいた盛岡が宿泊地なので、盛岡の街を少しでも歩いてみたい。さきほど来たルートを文字通りトンボ返り。

こんど弘前に来る機会は出張ではまずないと思われ、名残惜しいが青森行きの鈍行電車に乗り込んだ。

 

新青森から新幹線に乗り換えるとアッという間に時間が過ぎ、盛岡到着。改札口を通り、よく買い物に来ていた駅ビルフェザンへ。館内は改装して8年前とは大きく変わっていた。さわや書店フェザン店で岩手の本を立ち読みしてから駅前の通りを開運橋へ向かう。ゆったりした流れの北上川の向こうにだいぶ暗くなったが岩手山が見えた。

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今晩の宿はホテルメトロポリタン盛岡。ここにした理由は、住んでいたマンションに近いのと、近隣のスポーツクラブの温水プールを優待料金で利用できるプランがあったのでチョイスした。そのため水着も持参していた。

出張先で夜や朝にジョギングする人は結構いるらしく、おすすめジョギングコースの地図を配布しているホテルも結構見かけてきた。私は走らないが、健康のために水泳を少しやっているので、出張の時も可能であれば泳ぎたいと思っていた。

ホテル内にプールがあればベストだが、料金的に高いホテルが多くなかなかチャンスがない。またプールは夜9時くらいでクローズする所がほとんどなので、なおさら利用する機会に恵まれない。私はたいして泳げる方ではないが、旅先のプールで泳ぐ時間は至極幸せである。たいてい空いていて普段利用する区営プールとは雲泥の差だ。

施設内にプールがなくても今回のように提携しているスポーツクラブのプールが利用できるホテルもあるので、機会があればと思っていたところ、今回初めて体験することとなった。しかもここのスポーツクラブは盛岡にいた頃、家族で利用していた所なので懐かしい。

ホテルにチェックイン後、早速隣のスポーツクラブに向かう。フロントの女性が「すごく久しぶりですね。出張ですか?」と声をかけてくれた。

館内は以前とそう変わりなく、時間が一気に逆にワープしたようだった。

 

翌日は早起きして盛岡駅前から開運橋のあたりを散歩してきた。出張先で泊まった日の朝は貴重な自由時間。初夏の盛岡の空気は爽やかでほんとうに青い空のもと、岩手山が蒼々と街の向こうにそびえている。

岩手山を見ていると月日の経つのは本当に早いと思う。盛岡から引っ越して8年経ったとは思えない。長男は小学生になった頃だ。入学式の姿を思い出す。嵐のように月日は過ぎていったがいったい自分はこの8年間何をしてきたのだろうか?と自問自答する。

できることならもう一度8年前に戻ってやりなおしたい、とも思う。そんなこととは関係なく8年前と変わらず北上川はゆったり流れている。山や川に比べれば人なんてちっぽけな存在だ。

 

仕事モードに切り替えて盛岡駅発9時7分のはやぶさ108号に乗り込むと、わずか19分で北上に到着。盛岡始発で仙台まで各駅に停まる列車なので、同じ車両には私しかおらず、ガラガラだった。

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北上市は人口9万ほどの岩手県南部の地方都市である。

東北新幹線東北自動車道に加え、秋田港へつながる秋田道が開通してから、東北有数の流通、工業集積地として重要な拠点となっている。

一方で駅前を中心に市街地は、軒並みシャター街と化しており地方都市にありがちな光景だ。その昔は栄えたであろう商店街の中心地に、ひときわ目立つ大型商業施設があり、そこが本日向かう取引先である。

売場ご担当の方に案内され、社員食堂で商談となった。

昨日同様に取引の解消についての申し入れをさせていただき、最終的にご理解いただくことができた。担当の女性に「長い間本当におせわになりました。」とお礼のことばを頂戴し、逆に申し訳ない思いだった。昨日同様、当社製品への強い愛着心が伝わってきて有難い思いだが、現状の売り上げ状況では今後の継続は困難なのでやむを得ない。

後ろ髪をひかれる思いでタクシーに乗り込み北上駅へ向かった。

明日からは沖縄出張が控えている。わずか数日の間に青森から沖縄まで移動するので、なかなかハードだが日本の北と南を一気に見ることができる機会はなかなかない。

沖縄訪問に備えて、まだ昼前だがこれから新幹線で東京へ戻り、事務仕事を片付けることにする。

11時半ころのやまびこに乗車し、仙台ではやぶさに乗り換えると、浜松町には14時半前に到着。あっという間に東京の雑踏に戻ってきた。つい数時間前、盛岡で岩手山を眺めたのがうそのようだ。

新幹線は魔物である。


 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年3月12日山手線ダイヤ改正の悲劇

この3月12日に多くの鉄道会社が時刻改定を行い、コロナ禍などによる利用者の減少を受けて、列車本数が減ることが大きく話題になりましたね。

JR東日本の首都圏エリアもラッシュ時を中心に本数が少なくなるとのことでしたが、山手線や横須賀線で朝ラッシュ時1から2本程度の減とのこと。

大した影響はないかな、とたかを括っていたら、なんと思い切りダメージがあったのです。

私が出勤で田町方面に向かうときは、最寄りの武蔵小杉駅から、混んでいる横須賀線ではなく、比較的空いている相鉄線から直通でやってくる新宿行きを利用していました。朝早めの6時20分発か、6時54分発のいずれかです。

相鉄線からの直通電車はどの時間帯も比較的空いているので、ムサコからの利用者にはありがたい存在なのです。

相鉄線からの直通電車は、湘南新宿ラインと同じルートで品川ではなく、大崎に向かいます。

田町や浜松町方面へは少し迂回となりますが、大崎駅で山手線に乗り換えることで大きなメリットがありました。

なぜならこれら2本の新宿行きに、大崎駅始発の内回り電車が接続して、必ず座ることができたのです。

しかし、3月14日、いつも通りに山手線ホームに降りると、いつもいる始発電車がいません!

次の日、一本前ムサコ6時20分新宿行きで大崎駅に着いてもやはり始発電車の姿は無く。

3月12日以後ダイヤ改正により

これら二本の始発電車がなくなり忘却の彼方へ旅立ってしまいました。

ホームに降りて始発電車の姿が無いときのショックは忘れられません。しかも2本ともです。

大崎駅から品川の間は結構混むので大崎経由のメリットは無くなってしまいました。

これからは少々混みますが、横須賀線品川経由で通勤します。

あー無念!

出張という旅 愛知・岐阜 2019年6月

出張という旅 愛知・岐阜

 

 2019年6月21日、品川発6時の「のぞみ」。東海道新幹線唯一の品川始発列車であり、朝イチの始発でもある。

 早朝にも関わらず、指定した11号車の窓側と通路側は8割方埋まっていた。ほとんどがビジネス客と思われる。

混み始めた横須賀線電車と並走しながら、多摩川にさしかかると速度を落とす。武蔵小杉の通称「コスギカーブ」があるためで、ここを過ぎると少し速度を上げ、慶応大学日吉キャンパス直下をトンネルで抜けると新横浜に到着。

ほぼ眠っていたが、どこを走っているかは身体が覚えてしまったようだ。

新横浜で窓側も通路側も全部埋まったようだが私の隣だけ誰も来なかった。座席は前から2番目、二人席の窓側2E席だが、比較的前方から2列目の通路側D席は、空席のことが多い。偶然なのか、予約システムの割り当て順番のせいなのかわからないが、私の経験では概ねこの傾向である。もちろん混雑時はその限りではない。今はスマホやPCで細かく好みの座席の指定ができるので大変便利である。

他に東海道山陽新幹線の上り列車では、予約ができないロックされた座席もあり、そこには誰も座らないので、その窓側隣席も狙いめである。探せば他にも同様なケースがあるかもしれない。

 

出張に行き始めたころは車窓の景色も新鮮で、往きと帰りで富士山側と海側と、乗り比べてみたりもした。

今では乗車時間の半分は英気を養うための睡眠の貴重な時間となっている。名古屋までだと90分強なので丁度良いころ合いだ。

三河安城駅を定刻に通過しました。あと九分で名古屋到着です」の車内放送で目を覚ます。窓下部のコンセントからスマホ充電用ケーブルを引き抜き、下車準備を始める。

 

東海地方へ出張の際は、大体早朝の「のぞみ」利用が多いので、名古屋駅で簡単に朝食を済ますのが恒例だ。

到着ホームの京都寄り、3号車付近にある「きしめん住よし」へ自然と足が向かう。店に近づくと濃厚なつゆの香りが漂ってくる。

そのつゆと、うどんとは違ったモチモチしたきし麺がうまく絡み合い絶妙なおいしさだ。

この350円のきしめんを食すのが、名古屋出張時のささやかな愉しみである。

隣ではJR東海の運転士さんもきしめんをすすっていた。

 

今回の目的地は岐阜県可児市にある取引先の本社である。名古屋駅からは名鉄に乗り、途中犬山乗り換えで46分ほどの移動だ。

名鉄名古屋駅は上り下り1本ずつしかないホームに、入れ代わり立ち代わり様々な行先と編成の電車が発着し、さながら名人芸のようだ。私のようなよそ者にとっては複雑怪奇な駅である。

やがて新鵜沼行きの快速特急というとても速そうな種別の赤い電車が入ってきて、それに乗り込む。

電車は名古屋の市街地を出ると一気に疾走し30分弱で犬山駅に到着。ここで名鉄広見線新可児行きの乗り換え、竹林や林のなかを電車は走り、10分ほどで西可児駅に到着した。

西可児駅鉄道模型にありそうな小さな駅で、駅前に食品スーパーや銀行がある以外は、住宅が点在するだけの長閑なところだ。本当に取引先がこのちかくにあるのだろうかと不安になる。

6月だが結構暑い。この辺りは近くの多治見をはじめ、夏になると最高気温40度超えもあるから、早速猛暑地域の洗礼を浴びたようだ。

タクシー乗り場はあるが車は見当たらない。周囲を見渡すと踏み切りの脇に古びたタクシー営業所を見つけた。しかし車も人もなく、「ご利用の方は呼び出してください。」との立札と直通電話機があるのみだった。

待つこと15分、ようやくやってきた車の乗り込むと街中に入ったのかロードサイドの商業施設が増え、目的地の企業には10分ほど到着。余裕持ったつもりだったが予定5分前の到着であった。

 

40分程で商談を無事に終え、名古屋の市場視察に向かうことにする。

帰りはルートを変え、タクシーでJR可児駅へ向かう。可児駅名鉄新可児駅と隣り合っている。わざわざ違う駅名にしなくてもいいような気がするが、JRの駅にひとはまばらだ。

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可児駅に到着するディーゼルカー


12時10分発の多治見行き2両編成のディーゼルカーに乗りこむ。丘陵地に囲まれた平坦な線路を各駅に停車する。のどかなようで家々もそれなりに立ち並んでいて、これといった特徴のない車窓である。

多治見駅からは中央線の快速で名古屋へ向かう。多治見駅から隣の古虎渓にかけては本格的な渓谷の趣がある景色が流れる。一瞬の絶景だ。

 

次第に線路沿いの建物の密度が濃くなってきてもう名古屋は近いが、手前の千種で下車することにした。名古屋中心の栄に行くには、ここで地下鉄に乗り換えるのが最速だと気づいたらからだ。

栄は名古屋はもとより、東海エリアを代表する繁華街として知られている。東西にのびる広小路通と南北方向の大津通が交わる栄交差点を中心に、商業施設が集まり周辺から多くの人々が集まる。

また久屋大通公園や多くの文化施設が存在し、緑や芸術が身近な街でもある。

最近は「メイエキ」こと名古屋駅周辺の開発によって人の流れも変化してきているようだが、昼下がりの栄はやはり賑わっていた。

 

取引先の小売店を巡り、その後名古屋駅へ地下鉄で向かい小一時間、事務仕事をすることにした。仕事といっても手近なカフェでPC作業を行うことだ。

名古屋は東海地方の中心都市で多くの人が集まる。印象的なのは朝の地下鉄東山線名古屋駅の混雑ぶりだ。朝8時半ころは改札口からホームまで鈴なりの行列だ。

大体、電車が来ても乗り切れず2本くらい見送らなければならない。子供の頃の新宿駅のラッシュ時を思い出した。最近の東京近辺では大雪の時でもない限りここまでの混雑は発生しないと思われる。しかし乗ってしまえば栄までに多くが降りてしまうので数分の我慢ではあるが。今回は昼間の名古屋駅下車という状況でさすがに座席が埋まる程度の状況だった。

IRゲートタワーは、オフィスをはじめ、ホテル、商業施設、飲食店街など様々な都市機能が集まる46回建て、高さ約220メートルの超高層ビルで、その15階にスタバがある。

名古屋でのデスクワーク定番場所は、日本一高いスタバと言われる「スターバックス名古屋JRゲートタワー店」。高いのは値段でなく、地上からの高さが70メートルと、日本一高い場所にあるらしい。また、広さでも全国のスタバでトップクラスという。

店内はテラス席もあり、名古屋城はじめ名古屋の風景を一望することができる。

午前中だと比較的空いていることが多いが。昼過ぎとあって席はいっぱいだ。辛うじて電源のある大テーブル席の一角に空席を見つけ束の間のデスクワークの場とした。

1時間の予定があっという間に過ぎ30分ほど超過したところでデスクワークを切り上げる。もう16時を回っていた。スマホでEXアプリを開き、16時半ころの「のぞみ」を予約。

あえて20分程時間を空けたのは、新幹線ホームの「きしめん」で遅い昼食と早い夕食をとるためである。

名古屋はスタバもいいがホームの「きしめん」は外せない。

駆け足で慌しい中京出張であった。

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